【新唐人2014年7月17日】山東省臨沂市で、強制立ち退きによる死亡事件が発生しました。強制立ち退きの補償条件が不合理なため、署名を拒んだ70歳代の老人が、立ち退き部門が雇ったダンプカーにひかれて死亡しました。
7月8日午前0時頃、地元の強制立ち退き弁公室が雇ったダンプカーが賈瑞文さんの家の門を土砂で塞ぎました。賈さんが阻止しようとしたところ、ダンプカーにひかれ、脳漿と内臓があたりに飛び散りました。賈さんの息子によると、立ち退きの補償が不合理だったため、父親が引っ越しを拒んでいましたが、当局からは脅迫手段で対処されたそうです。
「父が立ち退きを拒むと、水道も電気も停められ、脅迫まで受けました。7月8日早朝、ダンプカーが来て、父が止めようとしましたが、ひかれました。夜明け前に亡くなりました。我々は何度も陳情しましたが、いつも待たされました」
ダンプカーの運転手はすでに警察に拘束されましたが、当局は事故として処理し、遺族には未だに何の説明もしていません。
山東省人権活動家 盧秋梅さん
「息子と奥さんが行って、説明を求めましたが、ずっと後回しにされ、最低限の慰めもありません。近年では強制立ち退きで、度々死亡事件が伝わっています。政府の立ち退き関係者は憚ることなく、人命を弄んでいます」
情報によると、地元では道路建設のため、今年4月から強制立ち退きを行っており、100世帯以上がその対象になっています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/07/17/a1123523.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李)